高知の祭り

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第51回よさこい祭り  (H16.8.14)



高知城追手門広場


追手筋


高知の夏といえば「よさこい祭り」


今年も、8月9・10・11・12日の4日間、高知市内は「よさこい」の熱気に燃え上がりました。


折からの炎暑をものともせず、踊り子たちと見物人たちは、高知流・熱いふれあいを堪能したのではないかと思われます。


踊りの参加チームは179チーム、参加人員は19,000人。


各チームは、メイン会場の「追手筋本部競演場」の他、「知寄町」「菜園場」「梅ノ辻」「中央公園」「愛宕」「升形」「万々」「上町」の各競演場、さらには、帯屋町・京町アーケード街をも回って踊ります。


追手筋


高知城追手門広場


よく言われる「このお祭りに何万人の人出」の集計は、よさこい祭りの場合、どのように集計するのでしょう!


それにしても、次々と切れ目なく続く踊り子チームたちの意匠を凝らしたファッションとテンポの速い踊りは一日中見ていても飽きることがありません。



追手筋


帯屋町アーケード街


帯屋町アーケード街


凝りに凝った地方車からの「大音響」や「サーチライト」も、麻薬のごとく媚薬のごとく祭り心を刺激して止みません。

註:「地方車(じかたしゃ)」・・舞踊で舞に対する囃子方のこと。

大型トラックに音響設備や太鼓・歌い手などを乗せ、サーチライトで踊り子たちに光をそそぎながら各チームの先頭をゆっくり進んでゆきます。



開放的でエネルギッシュな「よさこい鳴子踊り」はすでに日本中に飛び火し、全国の「よさこい」仲間が各地で踊りを楽しむようになっています。


土佐山田の伝承山田太鼓



土佐の名物 珊瑚に鯨
 紙に 生糸に 鰹節
          ヨサコイ ヨサコイ

孕の廻し打 日暮れに帰る
 帆傘船 年に二度とる 米もある
          ヨサコイ ヨサコイ



きれいなおねえさん


歌い手たち


高知大神宮にあるよさこい稲荷神社



わしの情人は 浦戸の沖で
 雨にしょんぼり濡れて 鰹つる
          ヨサコイ ヨサコイ


土佐はよい国 南をうけて
 薩摩おろしが そよそよと
          ヨサコイ ヨサコイ


他にも 俗謡というか 聞いたことがある歌詞もあります。

♪ いうたちいかんちや おらんくの池にゃ
   潮吹く魚が 泳ぎよる
      ヨサコイ ヨサコイ


♪ よさ来い 晩に来いと言わんすけれど
   来てみりゃ 真実 来いじゃない
      ヨサコイ ヨサコイ


これぞ語源「夜になったら訪ねてきてネ」


灯ともし頃


夜になってもこの熱気




今年、全国から参加した踊り子は、33チーム、5100人。


今では、北海道から沖縄まで、それぞれぞれの地域に根付き、愛される文化となって、まちづくり・地域おこしの担い手となっています。





沿道の見物人から、熱い拍手と、涼しい団扇の風を受け「ありがと〜! だから高知は好きよ!」と叫んでいる人もいました。

記念撮影


車椅子の踊り子も参加しています


日本の道百選・追手筋の碑

また、この祭りで踊っているのは、エネルギーに満ち溢れた若者だけではありません。

ヨチヨチ歩きの幼児から、ひ孫がいるような年令の方まで幅広いし、車椅子で踊る障害者たちもいます。


誰もが参加し楽しめる祭りなのです。

                 


お堀端で休憩中


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