高知の祭り目次
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本殿での獅子舞
境内の石蕗の花
香我美町指定文化財である若一王子宮は、鎌倉時代、荘園経営の本拠として紀州熊野権現の新宮を勧請したもので、かなりの数の僧兵を持っていたといわれます。 秋祭りで奉納される伝統の獅子舞は、太鼓のリズムに合わせて、眠っている獅子を天狗が起こしてからかう舞です。
獅子舞の若者たちは練習を重ね、当日はきれいに化粧をし、華やかな帽子をかむって舞を奉納します。 12時から神事が行われ、獅子舞が奉納されると餅投げがありお旅所へと向かいます。 かなり離れたお旅所・数箇所で獅子舞・餅投げをし、夕刻本殿に帰ってきます。
獅子舞の若者
天狗が怖いよ〜
往時は、「烏(からす)喰いの儀」という儀式が行われていました。 昔、カラスを神の使いとしたことから「烏(からす)喰いの儀式」が行われたのでしょうか。 旧暦9月9日の祭日に餅を搗き、神事の後、本殿の屋根の上にこの餅を上げ、カラスが喰いに来るのを待ちます。 その日に来なければ翌日同様にし、カラスが喰いに来るまでそれを繰り返したといいます。
お旅所(月見山)での獅子