高知の祭り

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佐賀町・鹿島神社大祭 (H17.3.3)



走る神輿


船の向こうに見える鹿島


自称「黒潮一番地」の佐賀町は、「鰹の一本釣り」日本一を誇る港町です。

また、町の中心を伊与木川が流れ、「ニホンカワウソ」の生息地としてもひそかに知られています。

その佐賀町で毎年3月3日、「豊漁祈願」して、鹿島神社大祭が行われます。

生憎の雨催いのお天気でしたが、例年通りお祭りが行われました。


鹿島(かしま)神社はぽっかりと海に浮かぶ鹿島にあります。

当日は10時にお迎えの船が鹿島に行き、ご神体を迎えてくるところから始まります。


伊与木川を渡る


町を行く


子供御輿


祭りを喜び合う人たち


ご神体が到着すると、漁港の広場にしつらえられた浜宮での神事のあと、12時から行列(おばばれ)が町内を練り歩きます。


役員さんや神官さん、鼻高、お獅子、お神輿、子供御輿のほかに踊り子やお賽銭箱も行列します。


家々では前を通る行列を歓迎して、笹でお神酒を振りかけたり、お賽銭を差し出したりします。

それに応えるかのように、あちこちでお神輿が疾走します。

走るのは一ヵ所で例年だと三往復繰り返しますが、雨で路面が滑りやすいからでしょうか、今年は1往復でした。


路地を行く


神官さんの奉納の舞


長老の唄に合わせて


踊りを奉納する一年生


大役を終えて勢ぞろい


町内を一巡した行列は14時頃、元の浜宮に帰り着きました。

ここで着飾った6歳児(一年生)10人の踊りが奉納されます。

3人の長老たちの唄に合わせて胸の太鼓を叩き、くるくると回り、長時間を、上手に踊り終えると、ぐるり取り巻いた見物衆から大きな拍手が送られました。


この後、御輿は御輿格納所の前で、名残を惜しんでひときわ賑やかに力尽きるまで揺すられます。


御輿格納前の最後の気勢


町で見かけた枝垂れ梅


午後3時、御輿の格納後、ご神体は鹿島へ送り届けられ、祭りは終了します。






           


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