高知の祭り

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東洋町白浜・五社神社祭 (H17.4.29)



神社前でのけんか



お神輿


だんじり



だんじりの中の少年たち


高知県の一番東、
東洋町の白浜で29日五社神社祭が行われました。

この祭りは五社神社が創建された江戸時代初期から続いており、豊漁や海上安全を祈願して毎年4月29日にとりおこなわれます。



お神輿とだんじりがぶつかり合う勇壮な「けんか」で知られています。


お神輿は漁師さんたち10数人が担ぎます。


だんじりの中の太鼓を叩かせてもらう子ども



攻めるお神輿


だんじりは笹や短冊で飾り、子供たちが乗って鉦や太鼓を打ち鳴らしながら、地区の若者たち10数人が太く長いロープで引っ張ります。

引き手の中には唄い手がいて、海風で鍛えた喉で朗々と唄い続けます


地区を一回り練ってきた一行は神社手前でいったん休憩、日暮れ時になると再開します。


再開後は、提灯にろうそくを灯し、数メートル進んでは神輿とだんじりが小競り合いしながら少しずつ神社へ近づいていきます。

鳥居の前に到着したころはとっぷりと暮れ、狭い道路は見物人であふれます。


小競り合い



お神輿の到着を待つ神社


気勢を上げるお神輿



お神輿の宮入を阻むだんじり、中央は唄い手



1時間に及ぶ鳥居前での攻防


だんじりが鳥居の前に立ちはだかり、神社へ入ろうとするお神輿はだんじりに阻止されてしまいます。

「チョーサヤ」「ヤーレサセ」の掛け声、
双方の駆け引き、
ぶつかり合い、
神輿の突進
懸命に阻止し押し戻すだんじりの若者たち。


手に汗握る1時間にもおよぶ激闘の末、ようやくお神輿が社殿に担ぎ込まれ、待ち受けていた神官さんがご神体を神殿にお還しして9時頃に祭りは終わりました。



           


お神輿が勝ちめでたく本殿へ


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