高知の祭り

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高知県仁淀川町 安居神楽(熊野神社秋祭り) (H17.12.12)



熊野神社



下流地区の茶の栽培


11月の暖かさから一転、猛烈な寒さに見舞われた12月。

その12月12日、旧池川町安居の熊野神社秋祭りで「安居神楽(国の重要無形民俗文化財)が奉納されました。



安居は国道32号を大崎から同439号に入り、やがて県道362号を安居川沿いに北へ進んだところ、大崎からは10数キロ北へ入った、美しい渓谷で知られるところです。


高齢の神楽太夫



若者の順の舞


高知県では、12月中旬に神祭が行われるところは他では聞きません。

とりわけ寒い山の中の安居であるので道路事情とか考えると躊躇しましたが、このところ雨が降っていないので「水さえなければ道路は凍らない」と判断し、思い切って行きました。



雪がちらつき、気温は一日中
1℃から上がらず、チンチンと皮膚が凍るような非常に寒い日でした。


どこか色っぽい舞出しの舞



胴をつけて二天の舞


地区の方や地区外からも大勢の人が集まり見守る中、200年以上前から伝承の安居神楽が始まりました。

幣舞、順の舞、悪魔払など15の演目が4時間ほどかけて舞い続けられます。



真剣に和卓(おしき)の舞


どんな動きでも和卓を落としません



安居神楽は、今年は熊野神社で、来年は八所河内神社で、1年に1度、交代で奉納されます。

地区では人が減って伝承の危機にありましたが、今では地区外の女性や若者達が駆けつけ練習して一緒に舞うようになっています。


山主の舞



テンポの速い神迎


貴重な民俗芸能がいつまでも続けられるよう願わずにはいられません。





            

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