高知の祭り

高知の祭り目次

HOME

前ページ

次ページ

若一王子宮秋祭り 高知県香南市香我美町 (H18.11.8)


獅子をからかう天狗



若一王子宮


若一王子宮は鎌倉時代からの古い歴史を持つ神社です。


五穀豊穣と悪魔退散を祈願して毎年11月8日に行われる若一王子宮秋祭り。

10人ほどの若者達(若連中と呼ばれます)による獅子舞は、400年の伝統を持つ舞で、高知県の無形民族文化財に指定されています。



太鼓のお囃子にあわせて、眠っている獅子に天狗がいたずらをして起こし、ちょっかいをして怒らせ、きりきり舞いさせるというもので、天狗の挑発に怒り狂った獅子が歯を打ち鳴らして威嚇する様は見ごたえがあります。


お神輿(天辺の鳳凰は鳥居をくぐってからつけます)



お神輿をくぐると良いことが・・


嘗ては、若連中(わかれんじゅう)は独身者で、祭りのひと月ほど前から神社に泊り込んで練習をしたそうですが、今では地元に若者が少なくなって既婚者も入っているとか、練習のための泊り込みはしていないようです。



お神祭の当日は午前中に神事が行われ、午後から獅子舞と餅投げのあとお神輿が出てきます。


このお神輿の下をくぐると無病息災のご利益があるとか、たくさんの人がお神輿をくぐりぬけました。



また、獅子に噛んでもらうと子供が元気に育つといわれ、抱きかかえた子供を獅子に差し出す親と怖くて泣き叫ぶ子どもの様子もお祭りらしい風景です。




お神輿は香南市内の香我美町・赤岡町にある4カ所のお旅所を回り、それぞれのお旅所で神事・獅子舞・餅投げをし、4時ごろに神社に戻ります。




そして、最後の獅子舞をして祭りは終わります。



            

 目次  TOP 前ページ 次ページ