高知の祭り

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三嶋神社(西区)秋祭り 高知県梼原町 (H18.11.23)


氏子入り



三嶋神社


梼原町には、西暦913年藤原経高(ふじわらつねたか)が土佐に入国し、伊予の国の三嶋神社を勧請以来、1千年の歴史を舞い継がれた津野山神楽が伝承されています。


秋の収穫が無事に終わる11月には、その年の収穫を神様に感謝し、次の年の五穀豊穣を祈る秋祭りが行われ、神楽が奉納されます。

今回は西区をお訪ねしました。

宇和島方面へ続く国道197号を、梼原の中心街を過ぎて四万川(しまがわ)方面へしばらく行き、西の川から、右手・大野ヶ原方面へ入り、四万川の渓谷沿いに1キロほど行くと西区「三嶋神社」へ行き着きます。



午後1時頃、神社から太鼓の音が聞こえ、神事が始まったようです。

生憎の雨にもかかわらず、広い本殿の中にはたくさんの人が集まっていました。


宮入



小太鼓の子供達


代表の方の挨拶の後、神楽が始まりましたが、ここで驚いたのは、20人ほどのこの地域の小学生が小太鼓を担当していることです。


子供達は次々に交代し、みんなが鳴り物に参加していました。

この子供達の中から、お神楽を継承していく人が育っていくことでしょう。



神楽の合間には可憐な浦安の舞も奉納されます。


浦安の舞



神楽


神楽



カメラの前で休憩


演目が進み、「大蛮
(だいばん)」の力強い舞が一段落。

舞殿正面に陣取っている大勢のカメラマンの前にどっかと座り、対話するかのように休憩。

引き続き、この一年に生まれた子供達の氏子入りの奉納ですが、山深いこの地に、けっこうたくさんの新氏子が居て、大蛮は大活躍です。



休んだり扇子でパタパタ扇いだりして、氏子入りの儀式は終わりましたが、疲れた大蛮は、とうとう一人の女性を舞殿へ引っ張り上げ、榊を持たせました。


代わりに舞ってくれということだったのです。

ところがこの人が突然の代役を立派に務めたものだからみんな大喜びです。

みんなで楽しむ秋祭りでした。


大蛮の代役



神楽



神楽はまだまだ続くのですが、遠隔地のため、4時頃退出しました。

                    

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