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お宮入りした役者達は、最後の見せ場とあって力を振り絞って演技します。
何度も何度も豪快にお神輿を揺すって神殿に入ろうとするのに、その都度「元気が足りない」とばかりにやり直しを命じられたお神輿が、精魂の限りを尽くして、ようやく神社に入ることを許されます。
鳥毛ひねりや太刀踊りも力の限り演技します。
そのあと唄い手の里唄に合わせた少年達の太刀踊りが奉納されます。
最後に、拝殿回廊に並んだ12人による神楽囃子に合わせて、油売りや獅子や狐たちは体力の限り歓喜に満ちた神楽を舞い納めます。
これで奉納行事は終わり、行事参加者全員によるお堂まわりが厳かに行われ、祭りの全てが終了します。
四国山地の真っ只中、県境に位置する過疎の里は、こうして今年も春を迎えることになるのです。
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