高知の祭り目次
HOME
前ページ
次ページ
中越家の前を行く練り(右中央に黒く見えるのが鳥毛)
秋葉神社の庭で揺すられる御輿
2月11日は、土佐三大祭りのひとつ、高岡郡仁淀村の秋葉神社大祭が行われました。 冬眠中のお祭り礼子は目覚時計にたたき起こしてもらって祭りに駈け付けました。(といっても、雪道がめっぽう怖い臆病者ですからバスツアーで行きました。)厳寒の装備で行きましたが、陰地に少し雪が残るだけのぽかぽか暖かい日でした。 山裾にある岩屋神社に集合した総勢200名ほどの行列は、午前8時に出発し、関所番市川家に向かいます。
ここでご神体が神輿に移され、11時頃、秋葉神社への3キロの山道を練り(行列)が繰り出されます。 途中、法泉寺(バスはこの頃に現地到着です)、旧庄屋中越家に立ち寄り、秋葉神社に到着は午後1時頃になります。秋葉神社は火防せ(防火)の神様で、祭りの花形は火消し装束の若者による鳥毛ひねり。 鳥毛のついた長さ6.5メートル重さ4キロもある棹を10メートルほど先に投げ、相方が受け止めるというもの。重い棹をガッシと受け止めると大勢の見物人からはやんやの喝采があがります。
鳥毛ひねり あ!鳥毛が写ってない?
油売り
また、祭りの人気者に「油売り」がいます。 行列に先駆けて現れ、ひょうげた声や仕草で祭りの雰囲気を盛り上げます。特に、女性を相手に髪油を売って歩いたところからくるのでしょうか、火防のお守り「さいはら」を買ってくれた女性にはぶら下げた秘物を見せて嬌声を上げさせるなど、油売りのまわりは殊のほかにぎやかで笑いに満ちています。 秋葉神社大祭
中越家のしだれ桜は春には見事な花を咲かせます。
麗
中越家のしだれ桜