西国三十三所
結縁御開帳 巡拝の旅

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西国三十三所結縁御開帳 巡拝の旅その1 (H20.9.23)


勝ちダルマ(勝尾寺は勝運の寺)



山門


西国三十三所観音霊場会では、平成20年9月から22年5月にかけて各寺院のご本尊(観世音菩薩)を順次御開帳し、参拝者の一人ひとりと「縁」を結んでいただくという企画、「西国三十三所結縁御開帳」を催すことになりました。


通常の御開帳状況は各寺院によってまちまちです。

毎日は5ヵ寺、毎月は3ヵ寺、毎年は7ヵ寺、残りは秘仏となっています。

それを、2年足らずの間に順次御開帳されるのです。

「お四国」を済ませて次は「西国三十三所」へ、というのはよく耳にしますが、お四国を歩き終え、西安への卒業旅行も済ませた身には、この企画はまたとないチャンスです。


本堂への長い道のり



本堂前は長蛇の列


既に観音菩薩さまとの縁ができていると思えてなりません。


およそ月1回、約一年で巡拝の予定です。

第1回目の今回は23番勝尾寺へ行きました。


第23番 勝尾寺

第23番 応頂山 勝尾寺(かつおうじ)

住 所 大阪府箕面市勝尾寺

ご本尊 十一面千手観世音菩薩

開 基 善仲・善算

御詠歌 おもくとも つみにはのりの かちおでら ほとけをたのむ みこそやすけれ



御開帳初日とあって境内は大混雑、納経待ちの人々は長蛇の列でした。


当山仏法の祈願力には時の朝廷の権力も及ばなかったので、清和帝が、王に勝つ寺「勝王寺」と号したという。

このことから、源氏・足利氏・豊臣氏など各時代の覇者達が当山に勝ち運を祈り、人生全てに「勝つ」として勝ち運信仰の歴史をたどっているのです。

すべては自分に勝つために。


大師堂(お寺によってはないところも)



奉納された勝ちダルマ


中央の紐はご本尊様の手に繋がっています



仏の言葉豆知識 「四苦八苦」  ・・・・・  「西国巡礼 慈悲の道」より

生老病死という四苦に、愛別離苦(愛する人と別れ離れる苦しみ)怨憎会苦(怨み憎しむ者と会う苦しみ)不求得苦(求めるものが得られぬ苦しみ)五取薀苦(自らの存在に執着する苦しみ)の四苦を加え八苦と教えている。

人が生まれてから死ぬまでに受ける肉体的精神的苦しみである。

今日では日常語として大変苦しい時に「四苦八苦する」としても使われている。

                               


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