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ツツジの咲く遍路道
手水石に散る桜
4月16日から7日間、小豆島菩提同心会のお世話で「第26回大師を偲ぶ遍路行」が行われました。 親切な先達さん方のお導きで、参加された沢山の方々(記念撮影には70人も写っていました)とともに、小豆島88ヶ所霊場を歩いて巡拝・成満させていただき、心からありがたくうれしく思っています。
思えば昨年、小豆島で88ヶ所遍路が行われているらしいと聞き、高知のあちこちにある「ミニ88ヵ所」のようなものを想像し、そのうちに調べようと思ったきりになっていたのでした。
オドリコソウの遍路道
藤の咲く遍路道
4月9日、ラジオから「・・・小豆島・・88ヶ所遍路・・小豆島商工会のHPで・・」の言葉が耳に飛び込み、すぐにネットで調べ、書面での申し込み期限が翌日になっていたのを、電話で参加のお願いをしたのでした。
翌日から3日間「長野市の善光寺御開帳」へ行き、帰ってからの旅支度。 小豆島までの足の確定と切符の手配・購入。 これが、いつものんびりグズグズしていて、いつまでも何も決まらない私だったろうかと、あきれるほどのテキパキさ。 「ご縁があった」からこそ出来たのでしょう。
岩場の遍路道
地図は土庄町商工会のHPから借用しました。
総本院
64 松風庵
さて1日目。 高知を8時28分発のバスに乗り、高松へ10時25分着。 高松港を10時40分のスーパーマリンで土庄へむかい、11時10分着。 船着場からすぐの旭屋旅館へ荷物を置き、町へ。 小豆島といえば先ず「そうめん」、さっそく町の食堂へ入り、注文。 ほどよく茹でられたそうめんの美味しかったこと。
港から700Mほどの「小豆島霊場会総本院」で受付、名前プレートと金剛杖ヘ付ける名札をいただき、13時から2階の講堂で遍路行出発の儀式と授戒の後、出発です。
58 西光寺
58 西光寺奥の院
59甘露庵
60 江洞窟
初打・霊場会総本院 →0.3キロ 64松風庵 →0.4キロ 58西光寺・58奥の院 →2.1キロ 59甘露庵 →2.3キロ 60江洞窟 →3.1キロ 61浄土庵 →4.4キロ 62大乗殿・63蓮華庵 →0.4キロ 宿(旭屋旅館) 1日目の行程 約13キロ 2万1千歩
61 浄土庵
62 大乗殿
お勤めの後のお話の中に、僧正様からお接待についてのお話がありました。 「寺院や庵の近くの人たちが遍路に接待をする習慣がありますが、いただいた遍路がその気持ちに何がしかを返すことで次のお接待ができます」ということでした。 時間とお金を自分のために使って遍路する私達は、すでに多くを恵まれ、ご利益をいただいています。
その昔、島四国ではお遍路さんが子供達に豆や飴玉のお接待をしていたそうです。 当時のお遍路さんは、きっとそのご利益を島の子供たちに分けていたのでしょう。 良いお話を聞かせていただきました。
63 蓮華庵
57 浄源坊
65 光明庵
2日目 5:15朝のお勤め 5.30食事 6:00出発 宿 →2.1キロ 57浄源坊 →0.7キロ 65光明庵・53本覚寺 →2.1キロ 66等空庵 →0.5キロ 68松林寺 →0.4キロ 67釈迦堂 →1.1キロ 69瑠璃堂 →1.3キロ 70長勝寺 →3.1キロ 71滝ノ宮堂 →1.6キロ 72奥の院 →0.5キロ 72滝湖寺 →0.4キロ 73救世堂(続く)
73救世堂 →1.5キロ 75大聖寺 →0.7キロ 76奥の院 →1.1キロ 77歓喜寺 →0.9キロ 76金剛寺 →1.1キロ 藤原寺(尼寺) →2.0キロ 78雲故庵 →4.3キロ 79薬師庵 →1.2キロ 80観音寺 →2.0キロ 宿(なかや) 2日目の行程 約29キロ 5万歩
53 本覚寺
66 等空庵
67 釈迦堂
68 松林寺
69 瑠璃堂
71 滝ノ宮堂
70 長勝寺
ウラシマソウ
72 滝湖寺奥の院
72 滝湖寺
73 救世堂
75 大聖寺
76 金剛寺奥の院
77 歓喜寺
76 金剛寺
78 雲故庵
椿の絨毯
一日でこれだけ歩いたのは初めてのこと。 気力はあるものの、足指や足裏がひりひり痛みだして、マメの予感。 以前から痛みがちな左膝をかばって歩いたためか左大腿が痛む。
同室の方にいただいた足マメ用のテープと、鎮痛シップで手当てをしたものの、明日は歩けるだろうかと能天気な私の気持ちが少し翳ってきました。 麗
79 薬師庵
80 観音寺
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