高知の祭り

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四万十市(西土佐)半家 半家天満宮秋祭り (H17.11.2)



半家(はげ)沈下橋を渡るおなばれ



柿の実る川岸


四万十川中流域の西土佐は、愛媛県松野町と接し、江川崎は宇和島への交通の要所であり、清流四万十川でのキャンプやカヌー、少し足を伸ばせば松野町の滑床渓谷と、豊かな自然を求めてたくさんの人が訪れてきます。


四万十川にはたくさんの沈下橋(橋の欄干がなく川が増水したら川水の中に沈み込んでしまう橋)があります。

うち、高知県内の本流の21本と支流の26本が保存対象だとか。

西土佐には本流に4個ありますがそのうちのひとつ一番上流にある「半家(はげ)沈下橋」(今回神祭が行われたところ)は風情もあり「四万十ウルトラマラソン」コースであることでも知られています。



下流にある中半家沈下橋も周りの風景としっくりと溶け合って美しい風景となっています。


中半家沈下橋



五つ鹿に鉢巻を巻く方


牛鬼に飾り付けの若者



赤い幟は子供達


一番上流の半家沈下橋の西詰めに今回訪れた半家(はげ)天満宮はありました。

このところの少雨のため四万十川を流れる水量が極端に少なく、詩情溢れる豊かな四万十の写真をとの夢は叶いませんでしたが、ほのぼのとしたお祭をみせていただくことができました。



殆ど人家のないようなところでしたが、昼を過ぎるとぼちぼち人が集まってきました。


半家にはこんなに子供達や若者達がいるんだ!と驚きました。

みんな明るくて屈託のない伸びやかな人ばかりです。


いよいよ出発



沈下橋を行くお神輿



遅れて走ってきた鬼とおたふく


1時半頃からの神事が終わると、お神輿が対岸のお旅所まで沈下橋を渡っていきます。

牛鬼が先導し、お神輿・五つ鹿・太刀踊りの若者や子供達の行列が橋を渡っていく様はすばらしいものでした。



天満宮へ帰る一行



お旅所での神事の後、天満宮へ帰ります。


広い境内では、牛鬼の勇壮な舞に続き、太刀踊り、花取り踊りが披露されました。

(五つ鹿踊りは例年しているようですが、今年はありませんでした。)


太刀踊り



太刀踊り


境内の真ん中で大太鼓を打っていたのはまだ幼い少年ですが、最後まで上手に頑張りましたし、踊り手たちも大太鼓に合わせて伝統の踊りを見せてくれました。

最後に餅投げがありました。

この地では、ビニール入りの丸餅でなく、家庭で搗いた餅を切った角餅を投げます。

袋入りではありませんので、たっぷり付いた粉が頭や顔について笑いを誘います。



餅投げの写真はありません。


実は麗もカメラを放っておいて餅拾いに興じていました。

「神様からの頂き物」お餅をたくさん拾いました。

拾ったお餅は、帰宅してから食べましたが、お世辞ではなく本当に美味しかったです。

           


踊りの引き締め役・大太鼓の少年


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