高知の祭り

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土佐市蓮池 西宮神社秋祭り (H17.11.3)



太刀踊り



神殿前での太刀踊り

剣で切られふわりと舞う白い紙ふぶきが美しいことで知られる蓮池の太刀踊り。

西宮神社秋祭りでは、今では少なくなった真剣での太刀踊りが奉納されます。

高知県の無形文化財に指定されている「蓮池の太刀踊り」は、吉野朝時代(14世紀)、大平山城守が西宮八幡宮に戦勝奉告の祝賀行事として奉納したのが起源とされており、当宮の春秋の大祭に奉納されているものです。



また神殿裏には、高知県の天然記念物に指定されている推定樹齢750年、幹回り8,5メートルの大楠があります。

長い年月、この神社を見続けてきたことでしょう。

うっそうと暗い境内に秋の日差しが木漏れ日となって差し込んでくる中、神殿では神事が行われ、境内では袴姿に襷がけ、白鉢巻きをきりりとしめた少年達による太刀踊りが始まりました。

鉦・太鼓・長老の唄に合わせて、きびきびと踊る姿は美しいものです。


演目はたくさんあるようですが、なんと言ってもお目当ては紙ふぶき。

真剣を持つのは数人ですが、他の少年達も心は真剣そのもののようでした。



大楠



鼻高天狗


神事が終わる頃には太刀踊りも終わり、鼻高天狗の先導でお神輿がお旅所に向かいます。


お旅所では餅投げ、花籠(竹ヒゴに花をつけたもの、丸めて家に飾っておくとご利益があるとか)分けがあり、ここで福をいただいた方たちは殆どが帰ってしまいます。



お旅所へ向かうお神輿


花籠



お神輿が神殿に帰った後、もう一度太刀踊りを見せていただきました。

何度見ても美しい。

重い真剣を持って踊るのは大変だと思われますが、少年達は一生懸命に最後まで頑張ってくれました。

本当にお疲れ様、ありがとう。


           


田園地帯を行く行列



最後を締めくくる太刀踊り


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