高知の祭り目次
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田道を行くおなばれ
五社その1
五社その2
五社その3
五社その4
JR窪川駅から西へ3キロほど行ったところ、仕出原(しではら)に「五社さま」と呼ばれている高岡神社があります。
五社その5
平安時代初期、伊予豪族河野家の子孫がこの地一帯を開発、祖神と崇敬神を祀ったのが「仁井田大明神」で、高岡神社の起源であり、仁井田郷68か村の総鎮守神でありました。 弘法大師がこの境内に福円満寺を創設し四国霊場の札所としたとき、仁井田大明神の社を5つに分け、五社大明神と改称されたのです。
五社のみち
お神輿が通るコスモスの道
現在は高岡神社と呼ばれていますが、「五社さま」の呼び名も生きており、周辺のハイキングコース・四国のみちも「五社のみち」となっています。 ということで、10メートルほどの間隔を置いて5つの鳥居と神殿が建っています。 これらは、広い窪川町の各地域の氏神様です。 毎年11月15日にはこの高岡神社(五社)の秋季大祭が行われます。
お神輿5台が勢ぞろい(お旅所)
この日は七五三の日でもあり、健やかな成長を願って子供達がたくさん集まってきます。 着飾った子供達と付き添う両親と祖父母達。 七五三の、どこか厳かで華やかな雰囲気、一番喜んでいるのは誰でしょうね。
7歳になりました
5歳3歳、兄弟です
晴れの日を美しく
小学生の神にささげる踊り
また、広場の白いテントでは地元の方たちによる地場産品販売や、昼過ぎには町内の小中学校の子供達が踊りを披露するなど、「五社さま」のお祭りを盛り上げようとみんなで取り組む気持ちが伝わってきます。 午後2時、それぞれの神殿からそれぞれのお神輿が出御、御神幸(ごしんこう)は長い行列となってお旅所に向かいます。
あちこちの秋祭りを見せていただきましたが、5台のお神輿が行列していくのは始めてみました。 取り入れの終わった田道を長々と行列していく古式ゆかしいおなばれは、なかなか見ごたえがあります。
中学生は鳴子踊り
地場産品などの販売
お旅所での神事が終わり、お神輿が神殿へ帰り着くと、流鏑馬が行われます。 流鏑馬の馬場は一般道路となっているため、馬を走らせることもままならない状態です。 それでも、古式行事としての流鏑馬を続けていく意気や良しと思います。 最後に餅投げをして福を分けあってお祭は終わります。 麗
ギャロップのない流鏑馬