高知の祭り目次
HOME
前ページ
次ページ
春日神社境内での花取り踊り
若井の沈下橋
四万十町の中心・窪川の町から国道381号を西へ2キロほどいくと、四万十川に架かる若井の沈下橋があります。 その沈下橋は、古くなり傷んでいて、今は通行禁止になり、そばに立派な橋ができています。 その立派な橋を渡って道なりに2キロほど行くと若井の春日神社へ行き着きました。
草鞋を履かせてもらう踊り子
春日神社は若井地区の氏神様で、秋祭りの日には五穀豊穣を祈願して、450年も受け継がれてきたという花取踊りが奉納されます。
自然になじむ鳥居
おなばれの先頭を踊っていく
長老達の前で凛々しく踊る少年達
大木の茂る小高い森に上がって行くと、正面に本殿があり、古い歴史を思わせるたたずまいですが、揚げられた蔀(しとみ)や拝殿の天井などあちこちが真新しく、修理されたばかりのようでした。 役員の方たちが準備を進めているうちに、1時半頃から衣装をつけた踊り子達や地区の人々が集まり始め、2時から神事。 2時半にはお神輿が出御、踊り手たちが先頭で踊りながらお旅所へ向かいます。
お旅所は神社からすぐ近くで、注連縄で囲んだ舞台とそれを囲むようにテーブルと椅子がしつらえられていました。 氏子達は、重箱にご馳走を詰め、思い思いの飲み物を持参してテーブルに着きます。
太鼓と唄い手
ご馳走を食べながら頼もしい少年達に注ぐ眼差し
JR中村線が境内を突き抜けています
お旅所での神事のあと、いよいよ花取踊りが始まり、テーブル席はミニ宴会となりました。 太鼓に合わせて唄い手が唄い、大太刀4人、小太刀4人が機敏に動き踊ります。
大太刀は黒い着物に黒の伊賀袴、白足袋に草鞋。頭には山鳥の毛の被り物。 小太刀は着物の色が水色で、頭には烏帽子を冠っています。 以前は男の子達だけで踊っていたけれど、踊り手が少なくなり、今では女の子も大人も踊っているとか。
境内で踊ります
お餅をたくさん拾いました
30分ぐらいで踊りが終わると神社へ帰り、拝殿の前でさらに20分ほど踊りました。 このあと、神殿の修理を祝って「餅投げ」が行われ、それぞれにお餅をいっぱい拾って神社を後にしました。 麗