高知の祭り目次
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棒踊り
お神輿が行く道の向こうに懸崖菊
今年も晴天に恵まれて浅上王子宮の秋祭りが行われました。 正午に本殿を出発したお神輿は、氏子達の待っている随所でお神輿を揺すりながら、山北川を渡り、お旅所へ向かいます。 お旅所の真新しい神殿の前で神事が行われます。
城山公園の菊
ところで、浅上王子宮のすぐ近く、おなばれの通る道から100メートルくらいのところに菊の花が見えます。
そこは山北の城山公園で、ボランティアの皆さん方による懸崖菊が見頃でした。 今年は少雨だったため、水遣りが大変だったのではないかと思われますが、生き生きと咲き揃っており、ちょうどの見頃でした。
お旅所はきれいに草や木が刈り取られていました。 「去年は草刈をしよったらハチの巣が二つあったが、今年はなかった。あんまり暑かったき、ハチもおれざったろう。」
お旅所での神事
謡の奉納
地元の方のお話で、温暖化による猛暑の影響が昆虫にも現れていることが分かります。 神事の後は、もち投げ、それから一行は本殿へ帰ります。
さて、お宮では、お神輿が還り、謡の奉納、小学生による浦安の舞と続き、いよいよ棒踊り・棒打ちが始まります。
白い着物に袴、鉢巻、白足袋、青いたすきでキリリと身を整えた10人ずつの若者がふたつの陣形を組み、唄に合わせて東と西から少しずつ相寄ってくるときの清冽な緊張感がたまりません。
本棒打ち
小棒打ち
小学生の小棒打ち
そのあと相対する二人での小棒打ちが披露されます。 小棒打ちは小学生も見せてくれ、将来の本棒打ちの担い手になる日が楽しみです。
飲んだくれの「ようたんぼ」の演技もなかなかのもので、本来はどんなに酔っても棒打ちだけはしっかりとやるそうですが、かなりグジャグジャで、祭酒が効いてどうやら本当に酔っ払っていたようでした。
でんぐり返し
獅子舞
最後は獅子舞。 てがい手のしなやかな身のこなしは凄いし、起こされて猛り狂う獅子役も重たい獅子頭を表情豊かに動かしての大熱演でした。 麗